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診療情報管理士 メリット&デメリット【魅力と現実のあいだ】

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こんにちは、パパでナースです。

今回は診療情報管理士の認定資格を取得したあとの未来についてお話していきたいと思います。

【診療情報管理士の魅力と現実】と題してメリットとデメリットを述べていきます。

診療情報管理士の魅力

診療情報管理士は、医師や看護師のように医療現場で表立って活躍する職種ではありません。ここでは3つの観点から、診療情報管理士の魅力やメリットをお伝えします。

将来性が高い

医療現場においてもIT化が進んでおり、カルテの電子化は代表的な例です。診療記録などさまざまなデータが含まれるカルテは、医療の質の向上や病院経営、さらには医療研究にも活用されています。また医療費支払いの基準となる制度「診療録管理体制加算」が登場したことで、診療データは多方面で活用されています。そのため診療記録などのデータを管理・運用することを専門とした診療情報管理士の必要性は高まっていきます。
診療情報管理士は、医療現場のIT化だけでなく、高度化していく医療を支えるための将来性が高い職種です。

給料が高い

診療情報管理士は、医療の専門知識や経営管理、データ処理など総合的なスキルが必要です。さらに認定試験の難易度が高いため、資格所有も簡単ではありません。そのため給料水準は高い傾向にあります。
診療情報管理士になるまでの過程や業務内容の難易度は高いですが、それだけの給料がもらえる点はメリットの1つです。

やりがいがある

診療情報管理士が担当する業務は専門的であるため、替えがききません。医療の専門知識だけでなく、ITやコンピューター関連の知識も必要であることから、唯一無二の存在として重宝されます。
今後さらにIT化が進んでいく中で、知識を持ち合わせている診療情報管理士の役割は拡大していくでしょう。

一般的には夜勤がない

総合病院のような規模の大きい病院で働くことが多いですが、一般的には夜勤がありません。
ライフワークバランスを考えて、できれば夜勤を避けたいと言う方も多いのではないでしょうか。診療情報管理士であれば会社員のように日中をメインに働けます。

Q&A

Q診療情報管理士になりたい!資格は必要?

A診療情報管理士ってなかなか聞き慣れない資格ですよね。
どんな仕事をしているのか、皆さんイメージできますか?
診療情報管理士の業務内容をざっくりと説明すると、カルテを正確に管理すること、です。
カルテの内容と治療内容を確認し、何か問題があれば医師に確認することで、カルテの精度を上げていきます。
正確なカルテを残すことは、引き続き的確な治療を進める上で不可欠です。
なかなか表にでる職種ではありませんが、診療情報管理士は医療現場の裏方として、とても重要な役割を担っています。
もう一つの業務として、カルテの中の診療情報を整理し、データベース化を行う、という仕事もあります。
膨大なカルテから診療情報を整理分析し、日常の診療や研究に、活用しやすいデータとして提供することが求めらます。
情報管理のIT化がますます進んでいますし、診療情報管理士という職種の需要は高まっています。
とっておいて損はない資格です。

診療情報管理士の現実

診療情報管理士という資格は、医療機関でカルテ管理や保険請求などの重要な業務を担当する専門職です。しかし、実際に資格を取得して働く中で、想像していた以上に様々な課題やデメリットに直面することがあります。医療事務系の専門資格として期待を持って取得したものの、現場での求人や働く環境が厳しい現実に直面している方も少なくありません。

この記事では、診療情報管理士として働く際のデメリットや悩みを、実際の経験談をもとに詳しく解説します。医療機関での待遇のバラつきや求人内容の依存性、職場環境によるコミュニケーションの難しさやストレス、カルテ管理の重圧と鬱リスクなど、現場での厳しい現実を知ることで、これから資格を取得しようと考えている方や現在働いている方が、より現実的な視点で自分のキャリアを見つめ直すことができるでしょう。

また、正職員として雇われる難しさや賃金問題、DPCコーディングへの適性と必要な知識の習得についても触れています。これらの情報を通して、診療情報管理士として働く上で抱える悩みやデメリットを理解し、自分に合った働き方を見つける手助けとなれば幸いです。

さあ、診療情報管理士として働く現実を知り、自分のキャリアについて考えてみましょう。この記事が、診療情報管理士としての道を選ぶ際の参考になればと思います。

資格の認知度が低く、雑務が多い業務内容

医療事務系の国家資格になることを期待して資格を取得したものの、認知度が低く、雑務が多いことが問題となっています。カルテ管理は重要な仕事でありながら、医師とのコミュニケーションが難しく、ストレスがたまることがあります。また、カルテを読み解く際に、精神科の場合、内容が重く感じることもあるため、鬱になるリスクが高まります。

職場環境と精神的な負担

大規模病院では、担当業務の争いが発生し、職場環境が悪化することがあります。経営分析の能力が求められるものの、病院全体の努力や人員配置を考慮する必要があり、難しい業務です。また、医師とのやり取りが大変で、カルテ管理が収入を生み出す部分ではないため、十分な投資や担当者がつけられないことがあります。

就職とキャリアの問題

1. 正職員として雇われる難しさと賃金問題

就職の問題が大きく、診療情報管理士として正職員になりにくく、資格として雇われることが少ない現状があります。医療事務として職員に入ることが多く、委託が多いため、賞与や退職手当がほとんどもらえないことが多いです。また、委託と病院職員との壁が大きく、時給が低いことも問題です。

2. DPCコーディングへの適性と必要な知識の習得

DPCコーディングでは、入院会計との両立が求められ、診療報酬知識が必要となります。しかし、現行の会計方法では、診療行為を診療報酬にする方法が確立されておらず、請求漏れが発生しやすいです。カルテ管理からの診療情報管理士は、DPCコーディングに向いていないとされ、算定の知識を習得することが重要ですが、理解していない人が多いのが現状です。

Q&A

Q1: 診療情報管理士として働く上で、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

A1: 診療情報管理士として働くデメリットには、資格の認知度が低く雑務が多い業務内容、医療機関における待遇や求人のバラつき、職場環境によるコミュニケーションの難しさやストレス、カルテ管理の重圧と鬱リスク、正職員として雇われる難しさと賃金問題、そしてDPCコーディングへの適性と必要な知識の習得が挙げられます。

Q2: 診療情報管理士の資格取得後、就職において何が問題なのでしょうか?

A2: 診療情報管理士の資格取得後、就職における問題としては、正職員として雇われることが難しく、賃金や待遇に問題があることが挙げられます。また、委託や派遣として働くことが多く、賞与や退職手当がほとんどもらえないケースもあります。

Q3: 診療情報管理士として働く中で、精神的な負担が高いと言われる理由は何ですか?

A3: 診療情報管理士として働く中で精神的な負担が高い理由は、職場環境によるコミュニケーションの難しさやストレスがあります。また、カルテ管理において重要な役割を担っているため、その責任が重く、鬱リスクが高まることがあります。特に精神科のカルテを扱う場合、その内容が重いため、こちらまで気分が沈むことがあります。

おわりに

診療情報管理士のメリットとデメリットをまとめてみました。まず、メリットとしては、専門性の高い職種であり、医療現場において重要な役割を果たしています。また、求人数が多く、安定した就職先が見込めます。働きながらのスキルアップも可能で、キャリアアップのチャンスが広がります。

一方、デメリットとしては、詳細な知識やスキルが求められるため、継続的な学習が必要です。また、厳密な法規制により、情報漏洩や誤った情報管理に対する責任が重大です。さらに、医療機関内での人間関係や職場環境によっては、ストレスが溜まることもあります。

このように、診療情報管理士はメリットもデメリットも存在しますが、自身の適性や目指すキャリアパスを見極めながら、取り組むことで充実した職業人生が送れるでしょう。興味を持った方は、まずは資格取得に向けて勉強を始めてみてください。

ABOUT ME
パパdeナース@オペ室
2013年入職よりずっとオペ室で看護師してます。メンズナースです。男の子の親でもあります。主に仕事や育児についての読書ブログ書いてます。
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