【手術看護】【入門編】初心者オペナース向け参考書のおすすめ4選

こんにちは、パパdeナースです。

入職してから10年以上オペ室で働いています。
配属先がオペ室でうれしい一方で何から学んでいけばいいか迷っている方も多いと思います。（自分もそうでした。）

そこで今回は、オペナース向け参考書の選び方とともに、これを読めば効率よくスキルが身につくおすすめの本をご紹介します。

ぜひ自分にぴったりの本を見つけて、
少しでも早く一人前のオペナース
を目指していきましょう。

 

初心者オペナース向け参考書の選び方

初心者オペナース向け参考書を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「３つのポイント」をご紹介します。

１，自分の学びたい内容やレベルに合った教材を選ぼう

つい難しすぎる参考書を買ってしまうと、結局持っているだけで学習の効果が期待できません。

手術看護といってもとても幅が広いです。
施設によっても教育方針はさまざまです。

器械出し看護から始める方であれば、器械の種類・渡し方や針の取り扱いなどが充実している参考書をチェックしましょう。

また、外回り看護から始める方は麻酔や体位、薬剤などの内容が多い参考書がおすすめです。

２、読みやすいデザインか確認しておこう

初心者の方が参考書を選ぶときは、
簡単に理解できるデザインかどうか確認しておきましょう。

具体的には、文字が多すぎないテキストや、程よくイラストやメモスペースのある教材がおすすめです。
とくに初心者の場合は、長文テキストだったり解説ばかりだったりすると難しく感じてしまい、学習が進まないこともあります。

その点、例えば器械のイラストなどがあれば、実際に手術で使うシーンをイメージしやすく、効率のよい学習にもつながりますよ。

 

３，何冊も手を出さない

やる気があるのはいいことですが、一度に同じ参考書を何冊も買い込むのは避けましょう。
何冊も買って消化不良になってしまっては元も子もありません。
これと決めたらとにかくその１冊に集中的に取り組みましょう。

 

おすすめ参考書4選

 

NEW　はじめての手術看護(2022)

13年ぶりの大幅改訂！！

豊富な写真やイラストで新人オペナースの必須知識をビジュアル解説。周術期におけるケアの根拠が明確にわかるだけでなく、先輩ナースの経験に根ざしたコツや注意点などもふんだんに紹介。手術看護の要点がギュッと詰まっているので、復習・指導用テキストとしてもおすすめ。理解度が確認できるWEBテスト付き。

麻酔：★★★☆☆
体位：★★★★★
薬剤：記載なし
術前アセスメント：★★★★★
術中モニタリング管理：★★★★★
器械出し看護：★★★★★

はじめての手術看護(2009)

もはや手術看護のバイブル的存在！！

手術看護の基本をわかりやすく解説する入門書。イラスト・写真を多用しており、「見て理解」することができる。術前訪問、麻酔、体温管理、体位管理、遺残防止などのテーマ別に、看護の手順、観察項目、コツや注意点を紹介する。新人はもちろん、中堅ナースの復習・指導用にも最適の一冊。特に【麻酔】の項目が秀逸でこれを読むためだけでも買う価値は十分にある。

麻酔：★★★★★
体位：★★★☆☆
薬剤：★★★☆☆
術前アセスメント：★★★☆☆
術中モニタリング管理：★★★☆☆
器械出し看護：★★★☆☆

先輩ナースが書いた手術看護ノート（2019）

手書きの文字やイラストが多く、教科書にはない実践に生きるアドバイスが豊富！！

著者が新人のころから使っている勉強ノートをもとに、手術室看護師が知っておきたいことを1冊に。あの先輩ナースは何を見て、どう考え行動しているのかがわかる。また、各診療科別の解剖・生理も載っているため実践にも活用できて便利。

麻酔：★★★★☆
体位：★★★★☆
薬剤：★★★★★
術前アセスメント：★★★★☆
術中モニタリング管理：記載なし
器械出し看護：★★★☆☆

手術室に配属ですか？！（2019）

とてもコンパクトにまとまっていて本を読むのが苦手な人でも安心の1冊！

配属直後の新人ナースは、はじめてのことばかりで不安も大きい。でも先輩ナースも忙しそうで質問もしづらい……。そんな新人のために、器械出し・外回りそれぞれのポイントから、手術看護必須の麻酔・モニタリング・薬剤の知識まで、最重要ポイントをまとめた1冊。“頼れる先輩”ここに参上!

麻酔：★★★☆☆
体位：★★★☆☆
薬剤：★★★★☆
術前アセスメント：★★★☆☆
術中モニタリング管理：★★★★☆
器械出し看護：★★★★☆

おわりに

いかがでしたでしょうか。
多くの手術看護の本の中から4冊を厳選しました。
この記事がすこしでもあなたのためになれたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。