そんな疑問にお答えします。
これから紹介する【麻酔科】の入門参考書は、イラストが多めで、読み物としてもおもしろいものを厳選しました。また細かな解説があるので何度も読み返せるのでおすすめです。
•新人向けの参考書では物足りなくなってさらに高みを目指したい人
•参考書の種類が多すぎてなにを選んでいいのか迷っている人
•麻酔看護について興味がある人
•写真やイラストが多く視覚的に記憶に残りやすい
•楽しく麻酔を学べる
•何度も読み返せる(価値がある)
•麻酔科医と手術について対等に話ができる
•自分の行っている手術看護ケアに根拠を持つことができる
Contents
参考書の選び方
オペナース向け参考書を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
1,自分の学びたい内容やレベルに合った教材を選ぼう
自分の学びたい内容に合った教材を選ぶことも大切です。
ついつい難しすぎる参考書(外科医が持っているような)を買ってしまうと、結局持っているだけで学習の効果が期待できません。(私はよく失敗しています。)
医学書に限らず本は玉石混交ですので最終的にはご自身で手にとって確認してもらうのが一番です。
また、今自分は何を学びたいのかそのためにどのような参考書が必要なのかということをもう一度整理することがおすすめです。
2, 読みやすいデザインか確認しておこう
参考書を選ぶときは、自分にとって感覚的なデザインかどうか確認しておきましょう。
また、自分の好みのフォントの種類や色、サイズ、文字の間隔などを見つけてみましょう。
感覚的にページをめくったときの第一印象って結構大切なんですよね。
とは言っても医学書は他のビジネスに比べ本の数はとても少ないです。
なので可能であれば家の近くの本ではなく都市圏のおおきな本屋に行っていることもおすすめです。
3, 何冊も手を出してみる
これからもっとスキルの向上を目指す意欲を持つあなたは本当にすばらしいです。
そんなあなたには興味があるものを片っ端から読んでみることをおすすめします。
なんでもそうですが専門性を極めるにはどうしてもお金や時間はかかります。
その投資に一番コストパフォーマンスが高いのが書籍を読むことです。
ぜひ手術看護という専門性を極めてまずオペ室の中で一番のオペナースになってください。
参考書おすすめ3選
オペナースの疑問、3分で解説します!(2021)
なかなか参考書に載っていないオペナースならでは疑問をピンポイント解説!!
麻酔科医の著者が実際に仕事の中でオペナースに質問された内容を68個に凝縮してQ&A形式で徹底解説。
まさに的確で実践的。
麻酔科の本というよりオペナース向きの本ですが、学ぶことは非常に多いと思います。
ぜひ今までの手術看護のおさらいも兼ねて手にとってみてください。
やさしくわかる!麻酔科研修(2023)
あらためて『麻酔ってなあに?』をやさしくていねいに。
いつも一緒にはたらいている麻酔科医ってどういう仕事なのか。
麻酔の歴史から始まり、気管挿管、マスク換気の手技のコツなど学ぶにはとてもわかりやすい本です。
イラストも多く、読みものとしても最適!!
本を読むのが苦手意識がある方も楽しく読めますよ!
麻酔科医の大まかな全体像をイメージするにはもってこいの本です。
内容が薄いとか馬鹿にすること勿れ☆
麻酔科研修チェックノート(2022)
研修医必携のポケットマニュアル本
麻酔科研修をする研修医のほとんどがこの本を持っています。(私調べ)
麻酔に必要な物品や薬剤、挿管やルートの取り方などが事細かに書かれている実用書です。
施設ごとにやり方などはあるので全てがその通りではありませんが、とてもコンパクトにまとめられている1冊です。
使い方としては、日々の仕事に活用しつつ、その中でもわからない点は麻酔科の先生に質問していくというのがいいのではないかと思います。
中堅ナースの方はぜひ一読していただきたいです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
以上が麻酔科(入門)編のおすすめ3選でした。
読みやすさを重視してセレクトしました。
これを読むことで麻酔への興味が一層高まることを願っています。
手術はチームで行うものです。
麻酔科の先生はぜひ良きパートナーとして一緒に働くためにも麻酔の知識をオペナースは持っておきましょう!