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周術期管理チーム認定試験

筋弛緩モニタリングについて

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問題:筋弛緩モニタリングについて正しいのはどれか。(2022 b43)

(1)手術中はPTCがゼロの状態を維持する。

(2) TOF比>0.9は筋弛緩からの至適回復を意味する。

(3) 尺骨神経刺激に対する母指内転筋の反応を測定することが多い。

(4) TOF刺激に対する反応数で筋弛緩薬からの至適回復を評価できる。

(5)スガマデクスで筋弛緩効果を拮抗する場合には筋弛緩モニタリングは不要で
ある。

a (1),(2) b (1),(5) c (2), (3) d (3), (4) e (4), (5)

解答

c

解説

(1)× ポストテタニックカウントの略。(PTC : post-tetanic count)単収縮刺激やTOF刺激ではまったく筋収縮反応が認められない非常に深い筋弛緩状態から,何分後にTOF刺激に対する筋収縮が回復してくるかを予測する方法で,50 Hz, 5秒間のテタヌス刺激後の1Hz刺激に対して何回筋収縮が認められるというもの。(p.364)

(2)◯

(3)◯尺骨神経一母指内転筋,顔面神経一皺眉筋や眼輪筋,脛骨神経-母趾屈筋群, 咬筋神経-咬筋 などの組み合わせが利用される.(p.363)

(4)× TOF刺激とは2 Hz (0.5秒間隔)の4連続刺激を1サイクルとし,12〜15秒ごとに繰り返す方法で,作用発現から維持,回復までを通じて用いうる.(p.364)

(5)× 安全かつ適切に筋弛緩薬を使用するにあたり, 筋弛緩モニターの知識は必要不可欠であり、スガマデクスの適正使用にもつながると考える.(p.365)

引用文献

周術期管理チームテキスト第4版

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パパdeナース@オペ室
2013年入職よりずっとオペ室で看護師してます。メンズナースです。男の子の親でもあります。主に仕事や育児についての読書ブログ書いてます。
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