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周術期管理チーム認定試験

産科危機的出血について

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問題:産科危機的出血およびその対応について誤っているのはどれか。(2022 b44)

a 凝固障害を合併することが多い。

b 前置胎盤は出血のリスクである。

c フイブリノゲン値の測定を考慮する。

d ショックインデックスとは「収縮期血圧+心拍数」である。

e 経膣分娩において出血量が1Lを超える場合は輸血を考慮する。

解答

d

解説

a 産科出血の特徴として比較的少量の出血でも播種性血管内凝固(DIC)を呈することが多い.

b 出血のリスクに前置•低置胎盤.癒着胎盤疑い.巨大子宮筋腫. 羊水過多.巨大児.多胎などが挙げられる。

c単独でフィブリノゲン150 mg/dl以下であることも指標の一つとなる。

dショックインデックス(=SI)は心拍数÷収縮期血圧。妊婦のSI:1は約1.5L. SI :1.5は約2.5Lの出血量であることが推測される.

e出血量が経膣で1L、帝切2 L以上であることも輸血を考慮する条件の一つである。

p.583「産科危機的出血への対応フローチャート」

引用文献

周術期管理チームテキスト第4版

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パパdeナース@オペ室
2013年入職よりずっとオペ室で看護師してます。メンズナースです。男の子の親でもあります。主に仕事や育児についての読書ブログ書いてます。
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