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周術期管理チーム認定試験

迅速導入について

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問題:迅速導入で正しいのはどれか。(2022 b52)

(1)挿管困難が予測される症例では避ける。

(2)全身麻酔管理での帝王切開は適応となる。

(3)麻酔導入後にマスク換気を積極的に行い気管挿管する。

(4)意識が消失したことを確認し,直ちに甲状軟骨圧迫を行う。

(5)作用発現が速いことが筋弛緩薬と鎮静薬に求められる特性である。

a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5)
d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)

解答

b

解説

(1)◯挿管困難の状況では挿管に 時間がかかることから、無呼吸時間が長くなりマスク換気を行わなければ低酸素血症の可能性が高くなってしまうことが理由としてあげられる

(2)◯

(3)×麻酔薬投与後にマスク換気を行わずに気管挿管を実行する麻酔導入方法

(4)× 輪状軟骨圧迫(cricoid pressure)ともいわれる 手技である輪状軟骨を前方から圧迫し, 背側の頸椎と圧迫して食道入口部が閉塞し目からの 食物の逆流を防止する.誤嚥の危険性を軽減する目 的で行われる

(5)◯迅速導入に用いる筋弛緩薬と鎮静薬に求められる特性は、作用発現が早いこと、作用 持続時間が短いことと考えられる。

(p.546-547)

引用文献

周術期管理チームテキスト第4版

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パパdeナース@オペ室
手術室ナース歴10年以上の主任看護師。現在は手術看護認定看護師の取得を目指して勉強中です。日々のオペに加え、スタッフ教育や安全管理にも携わりながら、家庭では子どもを育てる“パパナース”として奮闘しています。 このブログでは、忙しいオペ室やカテ室で働く看護師さんに向けて、「明日から使える知識」や「ちょっと心が軽くなる学び」を発信中。 仕事と家庭を両立しながら感じたリアルな気づきや、現場で役立つ本・考え方をシェアしています。 看護の楽しさ、学ぶことの面白さを一緒に見つけていきましょう。
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