問題:安全管理技術について正しいのはどれか。(2022 b59)
(1)日常点検には始業時点検と終業時点検がある。
(2)受け入れ試験は修理後返却された医療機器にも行う。
(3)医療機器購入時は医師のみでなく多職種による評価を行う。
(4)定期点検終了後は定期点検済証を機器に貼付することが望ましい。
(5)医療機器の故障率曲線は初期故障期と摩耗故障期の2つに分けられる。
a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5)
d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)
解答
d
解説
(1)× 日常点検には、それ以外にも,使用中に行われる使用中点検がある.(p.167)
(2)◯ 医療機器搬入時(修理後返却医療機器も含む)においては,受け入れ試験を実施する.(p.165)
(3)◯ 医療機器は複数の医療従小者が共同使用するもの もあるため,その購入にあたっては,医師だけでな く ,臨床工学技士や診療放射線技師などの専門知識 を有する者や,日常使用する看護師なども含めて要 求にかなった仕様をもつ医療機器を選択する.(p.165)
(4)◯ 定期点検終了後には,点検年月日,次回点検予定,点検者 などを記載した定期点検済証を機器に貼付し当該機 器の点検状況を使用者に明示することで点検への意識づけを行う.(p.168)
(5)× 医療機器の故障率曲線は時間 の経過により初期故障期,偶発故障期,摩耗故障期 の3つに分けられる。(p.167)
引用文献
周術期管理チームテキスト第4版
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