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周術期管理チーム認定試験

硬膜外麻酔併用の全身麻酔を受けた成人患者の回復室からの退室許可基準について

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問題:硬膜外麻酔併用の全身麻酔を受けた成人患者の回復室からの退室許可基準を満たすのはどれか。(2022 b21)

(1)刺激で覚醒する。

(2)体温が35度である。

(3)呼吸数が10回/分である。

(4)麻酔域が許容範囲である。

(5)硬膜外カテーテルから局所麻酔薬を投与して15分経過している。

a (1),(2) b (1),(5) c (2), (3)
d (3), (4) e (4), (5)

解答

d

解説

●回復室からの退室許可基準(対象:成人全身麻酔、硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔)

A)意識

1.刺激をしなくても覚醒している.
2 .簡単な命令に従うことができる.

B)呼吸

1.抜管されている.
2 .気道閉塞がない.
3 .気道反射が保たれている.
4 .動脈血酸素飽和度90%以上(96%以上では酸素投与不要)
5.呼吸数8〜25回/分

C)循環

1.心拍数60ー100/分
2 .不整脈なし
3 .血圧が術前値の土20%以内
4.出血なし

D)痛みと悪心•嘔吐

1.痛みが許容できる.(鎮痛薬を希望しない)
2.悪心•嘔吐が許容できる.

E)低体温とシバリング

1.36.0℃以上
2.シバリングなし

F)区域麻酔

1.麻酔域(運動および感覚)が許容範囲である.
2 .最後に局所麻酔薬を投与してから30分以上経過している.

(p.766)

【術後】回復室の退室許可

引用文献

周術期管理チームテキスト第4版

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パパdeナース@オペ室
手術室ナース歴10年以上の主任看護師。現在は手術看護認定看護師の取得を目指して勉強中です。日々のオペに加え、スタッフ教育や安全管理にも携わりながら、家庭では子どもを育てる“パパナース”として奮闘しています。 このブログでは、忙しいオペ室やカテ室で働く看護師さんに向けて、「明日から使える知識」や「ちょっと心が軽くなる学び」を発信中。 仕事と家庭を両立しながら感じたリアルな気づきや、現場で役立つ本・考え方をシェアしています。 看護の楽しさ、学ぶことの面白さを一緒に見つけていきましょう。
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