問題:非接地配線方式について正しいのはどれか。(2022 b4)
(1)手術室で採用されている。
(2)絶縁トランスと絶縁監視装置が必要である。
(3)絶縁トランスは漏れ電流が10 mA以下で規定されている。
(4)絶縁監視装置はJISにて地絡電流が10 mA以上で動作することが規定されて いる。
(5)絶縁監視装置はJISにて異常時に警報と表示灯で知らせる警報装置であることが規定されている。
a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5)
d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)
解答
b
解説
(1)◯ JISでは「電源遮断による機能停止が医療に重大な支障をきたす恐れがある医療電気機器を使用する医用室のコンセ ント用分岐回路には非接地配線方式を適用しなくてはならない」と規定されている.よって手術室をは じめICUや透析室などで採用されている(p.162)
(2)◯ 非接地配線方式には絶縁トランスと絶縁監視モニタが必要である
(3)× 絶縁トラン スは定格容量7.5 kVA以下であること,また漏れ電流が0.1mA以下であるように規定されている
(4)×(5)◯ 絶縁監視装置も「対地インピーダンス形式の監視装置 であること」,「異常時に警報と表示灯で知らせる警 報装置であること」,「地絡電流が2 mA以上となっ たときに動作すること」の規定がJISに示されている.
(p.161,162)
引用文献
周術期管理チームテキスト第4版
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