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周術期管理チーム認定試験

動脈圧波形について

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問題: 図は動脈圧波形である。収縮期の最高点はどれか。(2022 a5改)


解答

解説

全身性の動脈圧波形は、収縮期における左室から大動脈への血液の駆出と、その後の拡張期における血液の末梢動脈への流出により生じる.

心電図のR波に続く収縮期部分において,圧波形は急峻に立ち上がり (①anacrotic limb),最高点(②systolic peak pressure)に達した後に下降(③down slope)する.

下降部分は収縮末期に大動脈弁閉鎖ノッチ(④dicrotic notch)を形成する.

拡張期部分において圧波形はさらに下降(⑤dicroticlimb)し続け、最下点(⑥ end-diastolic pressure)に到達する.

心電図のR波から橈骨動脈圧波形の収縮期の上昇部分が出現するまでの時間は,心室心筋の脱分極,等容性収縮,大動脈弁の開放,左室駆出,大動脈圧波の橈骨動脈までの伝導,動脈カテーテルからの圧トランスデューサへ圧信号が伝わる時間を合計した時間である.(p.323)

【基礎的生理学とモニタリング】血圧測定

引用文献

周術期管理チームテキスト第4版

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パパdeナース@オペ室
手術室ナース歴10年以上の主任看護師。現在は手術看護認定看護師の取得を目指して勉強中です。日々のオペに加え、スタッフ教育や安全管理にも携わりながら、家庭では子どもを育てる“パパナース”として奮闘しています。 このブログでは、忙しいオペ室やカテ室で働く看護師さんに向けて、「明日から使える知識」や「ちょっと心が軽くなる学び」を発信中。 仕事と家庭を両立しながら感じたリアルな気づきや、現場で役立つ本・考え方をシェアしています。 看護の楽しさ、学ぶことの面白さを一緒に見つけていきましょう。
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