こんにちは、パパでナースです。
今回は【脊髄くも膜下麻酔後頭痛】についてお話していきます。
一度は経験したことがある方もいるかもしれません、麻酔後の頭痛。
突如として現れ、立ち上がる度に頭が痛む。
これは脊髄くも膜下麻酔後に起こる現象で、特に女性に多いとされています。
しかし、恐れることはありません。
その原因と対策法を理解すれば、頭痛は必ず管理できます。
この記事では、その原因と具体的な対策法について詳しく解説します。
Contents
脊髄くも膜下麻酔後頭痛とは?
脊髄くも膜下麻酔後に頭痛が発症することがあります。
これは、麻酔のための針穴から脳脊髄液が漏れ出し、脳脊髄圧が低下するためです。
特に女性に多く、頭痛は立っているときに強く、横になると軽減します。
悪心や食欲不振、視覚障害など他の症状も生じることがあります。
治療は安静にすることと、輸液による脳脊髄液の産生促進です。
重症例では、自己血パッチという治療法が適用されます。
重要な点
脊髄くも膜下麻酔後の頭痛は、脳脊髄液の漏出による脳脊髄圧の低下によって引き起こされます。
立っているときに頭痛が強く、横になると軽減します。
他の症状には、悪心、食欲不振、視覚障害などがあります。
治療は、安静にすることと輸液による脳脊髄液の産生促進です。重症例では自己血パッチが必要となります。
Q&A
質問1: 脊髄くも膜下麻酔後の頭痛の主な原因は何ですか?
回答1: 脊髄くも膜下麻酔後の頭痛の主な原因は、麻酔のための針穴から脳脊髄液が漏れ出し、脳脊髄圧が低下することです。
質問2: 脊髄くも膜下麻酔後の頭痛はどのような状態で増減しますか?
回答2: 頭痛は立っているときに強くなり、横になると軽減します。
質問3: 脊髄くも膜下麻酔後の頭痛の治療法は何ですか?
回答3: 治療は基本的に安静にすることと輸液による脳脊髄液の産生促進です。しかし、症状が重い場合は、自己血パッチという治療法が適用されます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
頭痛は日常生活を大きく妨げるものです、特にそれが麻酔後に発生するとなると、不安を感じることでしょう。
しかし、頭痛の原因が明確になれば、対策も立てやすくなります。
立っているときに強く、横になると軽減する頭痛、その他の症状があれば、それは脳脊髄液の漏出が原因かもしれません。
この記事を通じて、その原因と対策を理解していただけたら幸いです。
引用文献
周術期管理チームテキスト第4版