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周術期管理チーム認定試験

覚醒遅延について

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問題:覚醒遅延について正しいのはどれか。(2022 b45)

(1)前投薬は覚醒には影響しない。

(2)呼びかけに反応すれば抜管できる。

(3)低ナトリウム血症は覚醒遅延の原因になる。

(4)呼吸数6回/分の場合、オピオイドの作用遷延を疑う。

(5)覚醒遅延の原因が特定できない場合は頭部画像検査が必要である。

a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5) d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)

解答

e

解説

(1)× 手術前の鎮静や不安除去を目的として麻酔前投薬が投与されることがある.

ベンゾジアゼピン系薬の内服が多いが,半減期や効果には個人差がある.

短時間作用性に分類される薬剤でも体内からの消失半減期が数時間以上になることもあり,覚醒遅延の原因となりうる.(p.635)

(2)× 覚醒下抜管の基準として

①筋弛緩薬の作用から回復している
②呼びかけや指示に反応がみられる
③体温が36て以上
④バイタルサインが安定している
⑤咳反射や嚥下反射などの気道防御反射が認められる
⑥自発呼吸下に十分な換気贵がある
⑦抜管しても気道閉塞を生じる心配がない
が挙げられる。(p.274)

(3)◯ 電解質異常の一つにある低ナトリウム血症は意識状態を低下させる.

尿管膀胱鏡,子宮鏡などの内視鏡下手術の際に電解質をもたない灌流液が大駅に血液中に混入した際には意識状態に異常をきたすことがある.

ただし低ナトリウム血症の補正を急速に行うと中枢神経に脱髄症状(橋中心髄鞘崩壊症)が起
こることがあり注意が必要である.(p.636)

(4)◯

(5)◯ 脳神経障害:麻酔中の脳灌流低下により術後に脳神経機能の低下が進行することがある.

また、手術中に発生した脳梗塞や脳出血によって起きている覚醒遅延は緊急対応が必要となる.

患者既往や麻酔経過から考えられる場合と原因不明の覚醒遅延が続く場合は、頭部CT検査が必要となる.(p.636)

引用文献

周術期管理チームテキスト第4版

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パパdeナース@オペ室
2013年入職よりずっとオペ室で看護師してます。メンズナースです。男の子の親でもあります。主に仕事や育児についての読書ブログ書いてます。
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