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周術期管理チーム認定試験

酸素飽和度について

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問題:酸素飽和度について正しいのはどれか。(2022 b8)

(1)動脈血酸素飽和度は動脈血酸素分圧と比例関係にある。

(2)安静時の経皮的酸素飽和度の正常値は90〜100%である。

(3)パルスオキシメータは2種類の波長の光の吸光度を測定している。

(4)血液中の酸素含量は溶存酸素の方がヘモグロビン結合酸素より少ない。

(5)動脈血酸素飽和度は血液中の全へモグロビンに対する還元へモグロビンの比率である。

a (1),(2) b (1),(5) c (2), (3)
d (3), (4) e (4), (5)

解答

d

解説

(1)× 動脈血から測定された酸素飽和度をSao2(動脈血酸素飽和度)といい、血液中に溶存している酸素の量を分圧(mmHg)を動脈血酸素分圧(Pao2)という。これらは関係がない。(p.342)

(2)× 一般に,安静時のSp02正常値は95-100%とさ れている.90〜95%の場合は要注意であり,90%以下の場合はなんらかの積極的な対処が必要と考えられる.(p.343)

(3)◯ さまざまな物質はある特定の波長の光を吸収し, それ以外の光は反射あるいは透過する特性がある.

血液において酸素ヘモグロビン(HbO2)と還元へ モグロビン(Hb)は異なる吸光特性をもっており, HbO2は波長940nm付近の赤外光を,Hbは波長 660nm付近の赤色光を吸収する.

この違いを利用 してそれぞれのへモグロビンの比率が求められる.

パルスオキシメトリとは,この2種類の波長の光 (940 nm,660 nm)を発光部の発光ダイオードから放ち,受光部でその吸光度を測ることでへモグロビ ン酸素飽和度を測定するものである.(p.342)

(4)◯ 動脈血酸素含量(CaO2)
=へモグロビン結合酸素+溶存酸素
= 1.39xHb × SaO2/100 + 0.003 X PaO2

Hb:ヘモグロビン濃度(g/dL), SaO2:動脈血酸 素飽和度(%), Pa02:動脈血酸素分圧(mmHg), 0.003 :溶解度,1.39 :ヘモグロビン1gに結合す る酸素の量(mL)

この式の右の項(溶存酸素の部分)は0.003を乗 ずることからほとんど無視できる.

したがって,血 液に含まれる酸素の大半はヘモグロビン結合酸素で あることがわかる.

つまり,血液による酸素運搬の 大部分はへモグロビンによって行われているので, 動脈血の酸素飽和度を測定することは,体に十分な酸素が供給されているかの指標となる.(p.342)

(5)× 酸素飽和度とは全へモグロビンに対する酸素ヘモグロビンの割合である.

動脈血から測定された酸素飽和度をSao2(動脈血酸素飽和度)という。(p.341)

【基礎的生理学とモニタリング】パルスオキシメトリ

引用文献

周術期管理チームテキスト第4版

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パパdeナース@オペ室
2013年入職よりずっとオペ室で看護師してます。メンズナースです。男の子の親でもあります。主に仕事や育児についての読書ブログ書いてます。
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